ホーム > 防災・安全 > 消防 > 消防署トップページ > AFD NEWS!(訓練・行事等の情報) > 令和6年度 神戸市・芦屋市合同林野火災防ぎょ訓練を実施しました!
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更新日:2025年3月17日
まだまだ肌寒い日が続いており、空気が乾燥するこの季節。
全国的にも大規模な山火事が発生しています。
今回は神戸市消防局東灘消防署、東灘消防団、本部機動中隊、航空機動隊、
芦屋市消防署、芦屋市消防団が合同で林野火災防ぎょ訓練を実施しましたので、
その様子をお届けします。
神戸市東灘区と芦屋市の北部には、
四季折々の自然を感じることができる六甲山系が連なります。
今回の訓練は、神戸市東灘区にある天井川公園から保久良神社までの登山道一帯で実施しました。
登山道の中腹で林野火災が発生したという想定で、
神戸市・芦屋市消防相互応援協定に基づいて、
各部隊が連携した訓練を実施しました。
「天井川公園」に全隊が集結し、訓練開始報告を行いました。
火災が発生している場所や資器材の数などを確認し、
神戸市、芦屋市合同の訓練がスタートしました。
隊員たちは消火活動に必要なホースや筒先を携行し、
火点である「夢ひろば」を目指して登山道を進みます。
火点である「夢ひろば」を確認した後、
「保久良神社」の近くにある水利に向けてホースを延長していきます。
近くに水利がない場合は伸ばすホースの数も多くなることが予想されます。
今回は約350mの登山道沿いにホースを延長しました。
神戸市消防局航空機動隊(ヘリコプター)によって、
要救助者の救出訓練が実施されました。
ヘリコプターでの活動中はダウンウォッシュと呼ばれる強烈な風が発生します。
そのため、登山客の皆様には活動中、近くに寄らないように
お声かけさせていただくことがあります。
神戸市消防局東灘消防署の隊員は、集結場所から火点に向けてホースを延長しており、
神戸市と芦屋市が作成した2線4口のホースラインで放水を開始します。
残火処理などに効果的なジェットシューター(背負い式の消火器具)を使用し、
消火訓練を行いました。
隊員が水の入ったタンクをリュックサックのように背負い、
ハンドポンプを使用して放水します。
歩きながら放水できるなどの利点があり、
小さな火種も逃さずに放水していきます。
大規模な災害等が発生した場合、本市のみの対応では、
市民の生命、身体、財産を保護する活動が十分にできないことも考えられます。
隣接市との連携を図り、相互の消防力を活用して
様々な災害に対応できるように訓練を実施していきます。