更新日：2016年8月1日

柔道整復師（整骨院・接骨院）・はり師・きゅう師等の施術を受けられるかたへ

医療費は皆さまの保険料や自己負担でまかなわれています。健康保険の使える範囲を正しく理解し、適切に受診することが医療費の適正化につながりますので、ご協力ください。

健康保険が「使える場合」と「使えない場合」を確認しましょう

保険適用が認められない場合は全額自己負担になります。施術後、保険者の審査により保険適用が認められない場合もあります。健康保険が「使える場合」と「使えない場合」を確認しましょう。

柔道整復師（整骨院・接骨院）の施術について

健康保険の対象となる負傷は、医師や柔道整復師の診断又は判断により、急性又は亜急性の外傷性の骨折、脱臼、打撲及び捻挫で、内科的原因による疾患ではないものです。

• 外傷性のねんざや打撲
• 骨折・脱臼の応急手当（応急手当後の施術には医師の同意が必要）
• 医師の同意がある場合の骨折・脱臼
• 骨・筋肉・関節のケガや痛みで、その負傷原因がはっきりしているとき

• 単なる（疲労性・慢性的な要因からくる）肩こりや筋肉疲労
• 脳疾患後遺症などの慢性病や症状の改善のみられない長期の施術
• 保険医療機関（病院、診療所など）で同じ負傷等の治療中のもの
• 労災保険が適用となる仕事中や通勤途上での負傷

はり師・きゅう師の施術について

• 神経痛、リウマチ、頸腕症候群、五十肩、腰痛症、頸椎捻挫後遺症などの慢性的な痛みのある病気で医師の同意書がある場合

• 医師の同意書がない場合
• 保険医療機関（病院、診療所など）で同じ疾患の治療中のもの

あん摩・マッサージ・指圧師の施術について

• 筋麻痺・関節拘縮などで、医療上マッサージを必要とする場合

• 医師の同意書がない場合
• 単なる肩こりや腰痛の場合

施術を受けるときの注意事項

負傷の原因は正確に伝えてください

外傷性の負傷でない場合、負傷原因が労働災害に該当する場合などは健康保険が使えません。また、交通事故の場合は保険者に連絡してください。

保険医療機関での治療中のものは保険が使えません

同じ負傷や疾病について、病院や診療所などで治療中の場合は、原則として柔道整復師やはり師・きゅう師の施術料は全額自己負担となります。

施術が長期にわたる場合は、医師の診察を受けましょう

長い間施術を受けても症状が改善しない場合は、病気などによる内科的要因も考えられますので、医師の診察を受けましょう。

療養費支給申請書は、必ず自分で署名しましょう

受領委任するときは、療養費支給申請書に記載されている負傷名・負傷原因・日数などをよく確認し、患者本人が署名しましょう。また、未記入の申請書に署名・押印したり、印鑑を預けたりしないでください。

受領委任とは

療養費は、本来患者が費用の全額を支払った後、自ら保険者へ請求を行ない支給を受ける「償還払い」が原則ですが、柔道整復師やはり師・きゅう師等の施術については、例外的な取扱として、患者が自己負担分を施術者に支払い、施術者が患者に代わって残りの費用を保険者に請求する「受領委任」という方法が認められています。このため、多くの接骨院等の窓口では、病院や診療所で受診するのと同様に自己負担分のみ支払うことにより、施術を受ける事ができます。

領収書は必ずもらいましょう

領収書は医療費控除を受ける際にも必要となりますので、大切に保管してください。

施術内容について保険者よりお尋ねすることがあります

施術日や施術内容等について、文書や電話で照会させていただく場合があります。柔道整復師やはり師・きゅう師等にかかったときは、負傷部位、施術内容、施術年月日の記録、領収書等を保管し、照会がありましたらご自身でご回答くださいますようご協力をお願いします。

「医療費のお知らせ」をお送りしています

芦屋市国民健康保険を使って柔道整復師の施術を受けた場合、後日「医療費のお知らせ」をお送りしています。慢性的な肩こりや筋肉疲労などで施術を受けたにもかかわらず「医療費のお知らせ」に記載されている場合や、実際に通院した日数が異なる場合には、保険課保険係までご連絡ください。